女が男を支配する恋愛戦略

恋愛について考えるアプローチの一つとして、「人間をただの動物として捉える」ことがあります。
人間という生物が、生き残るために手に入れた本能や習性から考えるのです。

このアプローチをするうえで、リチャードドーキンスという人類学者の書いた「利己的な遺伝子」という本が参考になります。
そこに書かれていることを要約するとこうです。

私達は、自分の子孫を繁栄させようという本能があるが、これは種の保存などというものではなく、もっと小さな単位、つまり遺伝子レベルがそれぞれのコピーを残そうとする本能である。
ゆえに、私達生物の体は、この遺伝子が集まってできた、単なる乗り物である。

現在の生物学ではほぼ定説となっている考え方で、その内容は、様々なメディアで引用、紹介されています。

さて、ここではその「利己的な遺伝子」の説を採用して、男性と女性の生存戦略について考えて見ます。

男性も女性も、自分の遺伝子のコピーを次世代に残したいという考えは同じです。 しかし、男女の役割と身体的特徴の違いから、その戦略は違います。

女性の恋愛戦略

まず女性の戦略を考えてみましょう。

女性が男性に比べて有利な点は、なんといっても「自分が生んだ子供は、必ず自分の遺伝子を受け継いでいる」ということです。
自分が産むのだから当たり前でしょと思うかもしれませんが、男性側からすれば、これは圧倒的なアドバンテージです。

一方、女性が不利な点は、生涯に産める子供の数は限られているということ。
出産には生命の危険を冒すリスクがあること。
力が弱く外敵に襲われる可能性があること。
そして、食料をとってくる能力が男性に比べると低く、特に育児中は生存を男性に依存することなどが挙げられます。

これらの特徴から女性が男性を選ぶ基準はこうなります。

「健康で優秀な遺伝子を持っていること」 「子供を産んだ後、自分と子供を守ってくれること」

女性は、これを見極めるまで、男性にセックスを許そうとしません。

男性の恋愛戦略

それでは、男性の戦略を考えてみます。

男性が有利な点は、まず、出産に関するコストがほとんどかからないこと。
ほとんど無限に作られる精子をばらまけば、あとはほったらかしでも子供が生まれます。

女性に比べれば力が強く、食料を自分で獲ってくることができるのも、有利な点です。

しかし、女性に比べて圧倒的に不利なのは、「生まれてきた子供が自分の遺伝子を持っているか確信できない」ということです。
ある研究によると、現代社会でも、約2割の男性は、自分と血が繋がっていない子供を育てているという調査もあります。 カッコウなど、一部の動物に見られる「託卵」です。

ここから導かれる男性の基本戦略はこうです。

「出来るだけ多くの相手とセックスをする」

男性の性欲が強く、浮気性なのはこれが原因と言えます。

1人の男性を繋ぎ止めたい女性と、複数の女性を求める男性
人類の歴史上で何度も起きている男女の争いは、この相反する考えから起きているのです。

女性が勝利をするには

求愛する男性

恋愛は勝ち負けではありませんが、このようにお互いに利益相反する部分があるのは事実です。
女性のあなたは、男性の戦略に巻き込まれてしまうと、一方的に不幸になってしまうかもしれません。
そこで、あなたが理想の男性と出会い、その関係を続けるためにはどうすればいいのか、恋愛戦略の観点から3つ教えます。

1.すぐにセックスをしない

女性は、セックスをするとその男性に逃げられてはいけないという思いが強くなり、依存してしまう傾向があります。
セックスをして、より好きになってしまった経験があるのではないでしょうか。

だから私は、男性の読者に対しては、できるだけ早くセックスした方が恋愛は有利になると教えています。

しかし、女性のあなたに対しては、全く反対のアドバイスをします。
出会ってからすぐにセックスをしてはいけません。
女性向けの恋愛マニュアルによく書かれていることですが、これは事実です。

前述した通り、男性の生存戦略は「より多くの女性とセックスをすること」です。
1~2回のデートでセックスを与えてしまうと、男性は少ない投資(時間、労力、お金)で大きなリターン(遺伝子を残すチャンス)を得ることができるので、それで満足してしまい、すぐに次の女性に目を向けてしまいます。
だから、セックスの前に、より多くの投資をさせれば、あなたの価値が高まり、男性はすぐにそれを捨てることはできなくなります。

2.最高のセックスを与える

これは、上で書いた「すぐにセックスを与えない」と関係してきます。

男性は、お金を時間と労力をかけて、あなたとセックスをすることに成功しました。
そこで、「なんだこんなもんか」と思われてしまうと、その反動で思いも冷めてしまいます。

だから、もったいぶった分だけ、男性に感動してもらうセックスを与えなければいけません。

といっても、セックスで感動させるのは、男性を気持ちよくさせるとは少し違います。 男性は、気持ちよくなるだけならオナニーで射精すれば十分です。

あなたがベッドの上でやるべきことは、気持ちよく射精させることではなく、あなたとのセックスに満足してもらうということです。

3.安心させない

男性は、「こいつはもう俺の女だ」と思ったら、もうあなたに興味を示さず、次の女を探そうとします。
いわゆる、釣った魚にえさをやらないという状態です。

それをやらせないためには、安心をさせないことが肝要です。
自分の遺伝子が子供に残されているのか分からない男性にとって、一番恐ろしいことは、「パートナーの女性が他の男とセックスすること」です。
その悪夢を避けるためなら何でもします。

女性は、この本能を上手にコントロールすることで、男性をひきとめることできます。 例えば、あなたはこう主張するべきです。

「私と寝たい男は沢山いる」

もちろん、これは実際に言葉に出してはいけません。ケンカになります。 態度で、行動で、これを教えてあげるのです。

いつ他の男に獲られるか不安にかられた男性は、あなたを女王様のように扱い、せっせと餌を運んで、あなたの機嫌を取ろうとします。

もっとも、そのためには、綺麗でいつづけるという努力があなたにも必要です。