スーツの話題
ジャケット
働く男性にとっては鎧も同然です。その由来も、中世ヨーロッパの甲冑から来ているようです。
ジャケットの裾は、動きやすいように、ベントと呼ばれるスリットがはいっていますが、これは騎士が、馬の上でサーベルを抜きやすいように仕立てられたものだと言われています。後ろ中央で割れているものを、センターベント、左右の横で割れているものをサイドベンツと呼びます。
ポケットに手を突っ込むには、サイドベンツがさまになります。
スーツは二つボタンが三つボタンが基本です。二つボタンの方がフォーマル性は高く、三つまたはまれに四つなど、ボタンが多くなるほどくだけた印象になります。胸板が薄くなで肩の日本男子は、二つボタンのジャケットを着ると貧弱に見えるため、胸元の狭い三つボタンの方がフィットしやすいです。
また、ボタンのあわせによって、シングルとダブルがありますが、ダブルはよほどタイトなシルエットでない限り、おっさん臭くなるので若い男性はあまりきません。
襟の形、袖の縫製(切羽)、裏ポケットの形など、ディテールは沢山ありますが、そこまでは女性は知らなくてもいいでしょ。
パンツ
若い男性は細身が主流です。裾を折り返して履くダブルと、そのまま履くシングルがあります。
ダブルは、その由来をたどると、ドロをよけるために折り返したものと言われています。
日本では、結婚式はダブル、葬式はシングルという風習がありますが、ビジネスの場では、どちらでも好みの問題です。
タックは、ワンタックかツータックが主流ですが、まれにスタイルに自信がある男性で、ノータックを履いている方もいます。
ノータックのパンツは、オーダーしないとなかなか売っていないで、その男性はきっとお洒落に気を使っています。気づいてあげると喜ぶでしょう。
シャツ
ジャケットと同様、細部のディテールは非常に多いです。
デザインの基本は、襟(カラー)の形です。襟の間が狭いものがレギュラーカラー、広いものがワイドカラー、中間がセミワイドカラーです。
襟の間が狭いほどシャープな印象になり、広いほど、ネクタイの結び方しだいでボリュームが出せます。
また、ウールで肉厚のネクタイにはワイドカラー、シルクの薄いネクタイにはレギュラーカラーをあわせるのが無難です。
柄は、その人の好みと、ネクタイ、スーツのバランスで決めます。
サイズは、首周りと、腕の長さ(裄丈)で選びますが、非常に個人差があります。シャツをプレゼントする時は、必ずサイズを確認しておきましょう。
ネクタイ
全く役にたたないものですが、それゆえに個人の趣味とこだわりが反映されるものです。
ネクタイの起源は諸説ありますが、中世ヨーロッパの十字軍が、見方の兵士を見分けるために首に巻いていた布地が由来だという説が有力なようです。
ネクタイは、素材と柄で選びます。
素材は、シルクが基本です。全ての季節、全てのシーズンで使用できます。
ウールのネクタイは、肉厚でボリューム感があるため、冬用といえるでしょう。デザインによりますが、シルクに比べるとカジュアルな印象になります。
柄は、無地、ドット、チェック、レジメンタル(斜めのストライプ)があります。
無地のシャツに無地のネクタイや、チェックのシャツにチェックのネクタイは、基本的にNGです。
女性から男性にネクタイをプレゼントすることは、「あなたに首ったけ」という意味もあるようです。
