料理上手の女性がモテる理由

「男を捕まえるには胃袋を掴め」なんて言葉があります。
食欲、性欲、睡眠欲はヒトの三大欲求ですから、その食欲を満たし心を掴むのは、確かに理にかなっていると言えるでしょう。
料理が上手な女性はモテるのです。 また、もし彼氏や旦那がちょっと他の女に気を取られてフラフラしたとしても、普段から美味しいものを食べさせて胃袋を掴んでおけばきっと戻ってきます。
男性同士の会話でも、自分の彼女や奥さんの料理は話題にされることが多く、美味い飯を作ってくれることは自慢のたねなのです。
しかし、世の中には、料理が下手で男性にあきれられている女性も多くいます。 「メシマズ嫁」と検索すると、バナナで肉じゃがを作ったとか、アセロラドリンクで炊き込みご飯とか、冗談みたいな料理をつくる女性もいます。(実際冗談なのかもしれませんが)。
お洒落やエステにお金をかけなくても、料理は努力をすれば誰でも上手になれるのですから、モテるために真っ先に取り組むべきことではないでしょうか。
男は豪華な食事を期待しているわけではない
「よしじゃあ、料理を覚えよう!」 と、意気込んでレシピサイトなどを調べたくなりますが、ちょっと待って下さい。
男性が料理上手な女性を好きといっても、名前も聞いたことのないようなフランス料理や、料亭ででてきそうな懐石料理を期待しているわけではありません。 それよりも男性は、唐揚げや、あんかけチャーハン、カレーライス、カツ丼、肉野菜炒めといった、ガッツリした食べ物を期待しています。
以前、私の家にA子という女性が遊びに来たときのことです。
A子は料理上手が自慢で、1人暮らしの私に食べさせてあげたいと言うので、待ち合わせをしたらまずは近くのイオンに買い物に行き、あれやこれやと食材を買いそろえました。
合計4800円。もちろん、私の財布から支払います。
家に帰って、2時間ほど待っていると、出てきたのはサーモンのカルパッチョにキノコのアヒージョ、タコのマリネ、牛すね肉の赤ワイン煮などなど。
自分で料理上手というだけあって、見た目も綺麗だし、味も申し分ありません。
しかし、彼女が帰った後に冷蔵庫をあけてみると、そこにはサーモンが3切れ、メークインのジャガイモが3個、レタスが半分、プチトマト半パック、その他名前のよくわからない洋風な野菜が大量に残っているのをみつけ、これをどうしようか途方に暮れてしまいました。
一方、また別の女性がうちに遊びに来たことがありました。 彼女をB子としましょう。
私とB子でダラダラとDVDを観終わったとき、私がおなか減ったねというと、B子は、じゃあ何か作るねといって、冷蔵庫をあさり、手際良く料理を作り始めました。
何が出てくるのかなと思いながら待っていると、余り物の玉ねぎとニンジンとウィンナーでチキンライスを作り、卵をふんわりと焼いてのせたオムライス、さらに、くず野菜で味噌汁まで作ってくれました。
「オムライスに味噌汁なんて合わないじゃん」
なんて私は思いません。
恐らく世の男性達も、残り物で作った料理に、とり合わせなんて小さなことを気にしません。
そんなことより、残りものの食材で、ガッツリ食べれる美味しいものを作れるということがが感動なのです。
材料があれば美味しいモノを作るのは誰にでもできます。
その場にある材料から美味しいモノを作るから、男はコイツと結婚したいと思うのです。
私も、このときばかりは、うっかりその場でB子にプロポーズしそうになりました。
限られた食材でで美味しい料理をを作るには

江戸時代では、材料がなくても美味いものを作ることが美人の条件とされ、うまいものをまずくするような料理ベタは世間知らずとして蔑まれていたそうです。
では、限られた食材で美味しいものを作るにはどうすればいいでしょうか。 それには、個別のレシピを覚えるのではなく、味付けのパターンを覚えるのが近道です。
味付けというのは、英語の文法のようなもので、一回覚えてしまえば、色々な食材に応用が利きます。
例えば、ホウレンソウを塩コショウで味付けして、バターで炒めるのはよくある簡単なレシピですが、「塩、胡椒、バター」という文法を覚えてしまえば、ホウレンソウ以外にも、エノキ、キャベツ、チンゲン菜など、様々な素材で応用が利くようになります。
他には、「醤油+みりん+酒」、「醤油+にんにく+ショウガ」、「麺つゆ+砂糖」、「醤油+ショウガ+ゴマ油」など、家庭料理の味付けパターンは限られているので、覚えるのは難しくないのではないでしょうか。
味付けのパターンを覚えたら、いい意味で、テキト―に作ることに作ることも大切です。
レシピサイトなどを参考に作ると、調味料の量や、素材の切り方が厳密に決められていますが、慣れてしまえば、それらを守る必要はありません。
調味料は味見をしながらその場で決める、キャベツがないなら白菜で代用する、豚肉がなければ鶏肉で代用する。
そうしたテキト―さが、その場その場で美味しい料理を作るコツです。